The best way connecting between two points is not always straight line.
二点を結ぶ最善の方法は直線とは限らない
目に見える距離 ― 物理的距離
目に見えない距離 ― 心理的距離
これまでの距離 ― 記憶
これからの距離 ― 予測
社会との距離 ― 現実
自分自身との距離 ― 理想
これらdistanceというテーマから派生する様々な事柄について
身体的、心理的アプローチを試み、数式どおりにはいかない「ひと」
というものについて等身大の視線からアプローチしていく。
第36回 日本舞踊家協会新人賞受賞:2004年9月 横浜赤レンガ倉庫公演
「さまざまな身体表現を駆使して「距離」を舞踊として捉えなおした成果に対して」
批評;
Distance‐距離‐をテーマに綴られるダンスシアター作品。
身体を素材として動きをつくり、そうすることによってしか開示しえない、うつろいゆく人の鼓動を伝える。振付家なら誰でも考えることだが、今の時代、外からは情報の過多、内からは自らの山っ気のために、この作業に素手で向き合える人は少ない。岩淵はそれができる極めて珍しい人だ。彼女はダンスというアポリア(永遠の難問)に素手で挑むことを許された真の少数者なのである。
石井達朗
ダンスマガジン 2002 年6月号より抜粋
Feb. 2002 @ Park Tower Hall
【振付・構成】 岩淵多喜子
【共同振付・出演】 太田ゆかり 大塚啓一 梶原暁子 楠原竜也 伊豆牧子
【音楽】 Arvo PART, Yann TIERSEN, Takuro SHIBAYAMA, サウンド・アート etc.
【照明】 岩品武顕
【音響】 堀川恭子
【衣装】 北村教子
【所要時間】 約60分
【上 演】
2002.2月 第6回パークタワー・ネクストダンス・フェスティバル(パークタワーホール・東京)
。。。。。。。助成:セゾン文化財団/協賛:アサヒビール㈱/レジデンス協力:秋吉台国際芸術村
。。。。。。。主催:パークタワー・アートプログラム/共催:財団法人セゾン文化財団
2004.9月 横浜赤レンガ倉庫1号館ホール共催公演(横浜赤レンガ倉庫1号館ホール・横浜)
助成:芸術文化振興基金、社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)、セゾン文化財団